【京都無料スポット】祇園をレンタルサイクルで駆け回る!八坂神社お参り&喫茶店編。
京都といえば祇園。祇園といえば八坂神社ということでまずはお参りにやって来た。
八坂神社は元は祇園舎といい、その昔、鴨川一帯までの広大な土地を所有していた。
そのため、その一帯を『祇園』というらしい。
祇園といえば舞妓だが、最近ではレンタル着物が流行りなのか、色とりどりの和服姿の女性や和装の男性を見かけた。
通りすがりに写真を撮ろうとする人が少なくなく、ノリのいい女の子はカメラ目線でポージングして写ったり。
そういった事は京都ならではの事だと思うので、是非京都に来た際にはお洒落をして祇園の雰囲気を楽しんでほしい。
ぼくはというと、黄色い自転車で京都の街中を駆け回っていたのだが、京都市役所前から三条あたりで人通りが急に多くなり、四条に差し掛かると自転車で通り抜けるのが危ないくらいの人だかりだった。
それでも、車道を突っ切ってかまわず進んだのだけれど、良い子は真似しない方がいいかもしれない。
たぶん、真似しようという人はいないだろうけど、人が多い場所では大人しく自転車から降りよう。
有料だけど、駐輪場もあった。
ぼくはもちろん無料の隠し場所に停めた。
四条を通り抜け、八坂神社へ着いた。
今日は天気が良く観光日和で、多くの参拝客で賑わっている。
まるで正月か、と見紛うくらいの人だかり。
日本人も外国人も八坂神社にお参りし、これから祇園の街に繰り出すのだろう。
祇園は騒がしい街だ。
京都の中ではどことなく上品な場所だが、世界中から多くの観光客が集まっている。
少し静かな場所で休みたいと思い、喫茶店を探す。
四条通りには、スターバックスやお洒落なカフェが軒を連ねているけど、どこか落ち着いてコーヒーを飲める場所がいい。
ぼくはお洒落な店に入るとそわそわして落ち着かない。
まるで週一で通ってますよ、と言わんばかりの余裕の表情でメニューを注文するようになるには後100回は通わないといけないだろう。
窓際の席で外国人の女の人が本を片手にコーヒーを飲んでいるのを見かけた。
それがまるで映画のワンシーンのように優雅だったので迷わず、その喫茶店に入る。
ポニーテールの女の子が給仕をしている。店主はまだ若いようだ。30才くらいか。
きっとこの喫茶店に数年務めて若くして信用を得て、店を任されるようになったのだろう。
確か黒のシックな制服だったと思う。
欧米風なカフェというより、店は「喫茶店」と呼ぶに相応しい雰囲気。
きっと調度品を昔ながらの品の良い喫茶店らしく整えているのだろう。
何か濃いい飲み物が欲しかったのでエスプレッソのホットを注文した。
10分後、ほっと一息ついて小さいカップに注がれた漆黒のコーヒーをすする。
熱い。アイスにすれば良かった、と思ったけどコーヒーの香りを楽しむにはホットがいい。
そんなコーヒー通なそぶりを醸し出しながらスマートフォンをいじっていると、とても落ち着く。
ゆっくりと30分くらいかけて飲んでお店を後にする。
時刻は午後3時。観光客が最も多くなる時間帯だ。
鴨川を渡り、先斗町に入る。
ほとんどの店は夕方くらいからなので閉まっている店が多いが、
この辺りは昔ながらのお茶屋の雰囲気を残している通りなので、カメラで撮影する人がひっきりなし。
やはり海外からの観光客が多かったが、前回のコインランドリーでの一件のような出来事は起きなかった。
名残惜しかったが、祇園を後にした。