たかの日記 ~taka's diary~ バックアップ・バージョン

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続・お盆に津山を観光してみた。~アルネ津山編~

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岡山といえばデニム・ジーンズが有名なのだが、知っているだろうか?

 

特に繊維業が盛んのようでグンゼの工場が久世にあったりする。

 

写真は内田縫製さん。

 

uchida-factory.co.jp

 

津山を拠点に頑張っている企業だ。

 

ちなみにこちらの展示は津山市立図書館にある。

 

アルネ津山

 

というと津山の人々の心のオアシス。複合型の商業施設である。

 

1~3階までは天満屋(てんまや)

 

4Fに市立図書館などが入っている。

 

図書館は良い。

 

なんせタダだし、溢れるほどの知の宝庫である。

 

最近は子供向けのスペースが充実していて、学習の場としても広く活用されている。

 

もちろん、大人が使っても良い。

 

せっかく津山まで来たのだし、元を取ってやろう、というセコイ考えもあったのだが、

 

以前から読みたかったカポーティの「冷血」とカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を借りることにした。

 

少し疲れていたし、帰りの電車まではかなり時間があったので視聴スペースで映画鑑賞としゃれこむことにする。

 

ヌーベルバーグの初期の頃の作品で有名なルイ・マル監督の、「さよなら子供たち」を見ることにした。

 

なんとVHSというオチ付きなのだが、文句は言えない。なんせタダなのだ。

 

図書館の係の人に視聴したい旨を言うと、3番の視聴ルームを使ってよいと言われた。

 

ズズズ~~!!!

となんだか訳のわからない音を時々発しているオジサンがヘッドフォンで音楽を聴いているが、気にしないようにする。

 

ブースへ入ってVHSを再生。映画の世界へと集中する。

 

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japan.unifrance.org

 

第二次世界大戦末期のフランスの話だ。ノルマンディーのちょうど前のことなので連合軍の空爆シーンがあったりする。

 

どうやら舞台はカソリックの寄宿学校のようだ。

 

ナチスドイツとユダヤ人の話は現在山のようにあるが、そのハシリと言えるだろうか。

 

ルイ・マルの映画を見て影響を受けた映画監督はたぶん多いのだろう。

 

子供たちの軽妙な会話の中にフランスの知性が詰まっている。

 

1944年でこんなにハイレベルなのだから、戦争に敗れ占領されていたとはいえ、誇れるものがあるのだろう。

 

少し眠くなった。

 

10時半アートインク津山のイベント開始で9時の津山行きの電車に乗らなくてはならなかったから、

 

大体8時に起きて睡眠時間は十分だったものの、色んな人と会った緊張感からか頭が少し重い。

 

ぼくは人よりキャパシティ(許容量)が少し小さい。人が多い場所に行ったり、人と出会ったりするとかなりの速度で消耗する。

 

そのたびに休息が必要なのだ。

 

それも心の底からコリがほぐれるような深い休息が。

 

映画は深く考えさせるものだった。こういう映画は本来はとてもリラックスして見ないといけないが、今回は日が悪かったようだ。

 

別に何度見ても良いのだから、あらすじだけ押さえておけばよいかと思い、好きなことをする事にする。

 

スマホをいじってみたり、席を立ってトイレに行ったり。

 

たとえ映画館に行ったとしてもそれで良いと思う。

 

最高の映画を最高の状態で見たい、というのが映画好きの夢のようなものだが、映画は頑張って見る、ようなものではない。

 

小説を読む、というのも同じことが言えると思う。

 

映画を見たり小説を読んだりする時間は最高の贅沢であり、最高の暇つぶしでもある。

 

それだけ暇を持て余している方が深く染み込むものだが、そういった心の余裕を持っていたいものだ。